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腹式呼吸と胸式呼吸の違いは?メリットや練習方法を解説!

腹式呼吸と胸式呼吸の違いは?メリットや練習方法を解説!
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呼吸には、効率的に空気を取り込む「胸式呼吸(深呼吸)」や、副交感神経を優位にしリラックスできる「腹式呼吸」などがありますが何が違うのでしょうか?

また、腹式呼吸は体に良さそうと思っていても具体的にどんなメリットがあるのか?正しい練習方法ができている人はどれくらいいるのでしょうか?

この記事では、腹式呼吸と胸式呼吸(深呼吸)の違いや、腹式呼吸のメリット、また正しい練習方法についてご紹介しますね。

腹式呼吸と胸式呼吸(深呼吸)の違いは何?

呼吸の種類には腹式呼吸と胸式呼吸がありますが、違いには何があるのでしょうか?

基本的に普段私たちが無意識に行っている呼吸は「胸式呼吸」となります。

また、深呼吸と呼ばれるものも多くは胸式呼吸をおこなっていることが多いですよ。

すももちゃん

要するに、それだけ意識して練習しないと腹式呼吸はできないんですよね!

しかし、本当にリラックスしたい時は腹式呼吸がおすすめです!

この腹式呼吸と胸式呼吸の違いとしては、リラックスできる呼吸法かそうではないかという違いがありますよ。

『胸式呼吸』(深呼吸)では交感神経を優位にするためリラックス効果はあまりありません。

胸式呼吸は、息をたくさん吸うことに適しており、気持ちを奮い立たせる時に適していますよ。

胸式呼吸の特徴:胸の筋肉の動きで肺を膨らませ息を吸うため、見た目上は肩が上下に動く。

反対に『腹式呼吸』では、副交感神経を優位に働かせることができ、心身をリラックスさせることができますよ。

腹式呼吸の特徴:横隔膜の動きで下腹部が膨らんだり、へこんだりして呼吸をするので、見た目上は肩は動かず、下腹部が膨らんだりへこんだりする。

では、そんな腹式呼吸を意識することで得られるメリットについて詳しくご紹介しますね!

腹式呼吸を意識することで得られるメリットは?

呼吸には胸式呼吸や腹式呼吸という種類があり、違いがありましたが実際意識して呼吸をしているでしょうか?

呼吸によって私たちは酸素を体の中に摂り入れ、エネルギーに変えています。

そして緊張している時ほど、浅く速い呼吸になり交感神経が優位に働いてしまいますよね?

このような呼吸では効率よく酸素を取り込めず、脳や自律神経のバランスを乱してしまいます。

しかし、この自律神経を自分でコントロールできる唯一の方法『呼吸』です!

普段、自律神経(交感神経と副交感神経)は自動で働いています(体温調節、免疫機能、食べ物の消化、心臓の調整など)

腹式呼吸のような深い呼吸を意識的に行うことによって、自分で自律神経をコントロールし、さらに副交感神経の働きを優位にさせ心身をリラックスさせることができますよ

そして腹式呼吸でリラックスをしていくことで、ストレスや不安・緊張の軽減に役に立ちます。

また、リラックスには思考の抽象度を上げる』という嬉しい効果も期待できるんですよね。

思考の抽象度を上げるとどんなメリットがあるのか【心身だけでなく「本当のリラックス」で思考の抽象度も上がる】でご紹介しています。

さらに、腹式呼吸では、横隔膜の上下運動が起こり、その腹圧の変化から、内臓のマッサージとなり便通が良くなったり、全身への気・血の巡りを促すことで免疫を高める作用も期待できますよ!

<腹式呼吸のメリットは?

  • 自律神経をコントロールし副交感神経の働きを優位にできる
  • 副交感神経を働かせることで心身のリラックスが得られる
  • リラックスに伴い、ストレスや不安・緊張の軽減、思考の抽象度を上げることができる
  • 便秘の解消になる
  • 免疫機能を高める効果も期待できる

このように腹式呼吸が意識的にできるようになると副交感神経を自分でコントロールすることができ、嬉しい効果が期待できますよ。

では、実際どのように腹式呼吸を練習するといいのでしょうか?

腹式呼吸の練習方法は?

腹式呼吸は唯一自律神経をコントロールできる手段でもありますが、無意識ではできません。

ここでは腹式呼吸の練習方法につていご紹介しますね。

腹式呼吸で意識するポイントは、横隔膜の収縮・弛緩や下腹部のふくらみやへこむ動きです。

1.まず全身の力を抜いて、たくさんゆっくりと息を吐きます
(腹式呼吸のポイントは、深く息を吐き切ることにあります!)

※この時、横隔膜はゆるみドーム状に上がり空気を排出し、下腹部もへこみます

2.息を吐き切ると、ゆっくりと鼻から空気を吸いこみます

※この時、横隔膜は収縮して下へさがり、(内臓を押し下げるため)下腹部はふくらみます

すももちゃん

吐く場合は鼻や口から、どちらでも構いませんが、吸う時はできるだけ鼻からが良いですよ。
喉を傷めないようにするためにもおすすめです!

3.息を吸いこんだら、少し息を止め(3秒程度)、その後ゆっくりと再び息を吐きます

下腹部の状態を意識しつつ、呼吸を数分間持続して、体がリラックスしてくることを感じます。

また、呼吸をしながらえリラックスできていることをイメージすると効果が高まります。

このようにしっかりとお腹のふくらみやへこみを意識しながら練習を繰り返しているとスムーズに、かつ深い腹式呼吸ができるようになりますよ。

腹式呼吸でリラックスできるメカニズムは?

ちなみに、なぜ腹式呼吸でリラックスできるのか?というメカニズムについても解説しておきますね。

呼吸中に息を吐いている時は、お腹のスペースが小さくなり、静脈が圧迫され、血液が心臓に戻りにくくなります。

この時、血液を流すために交感神経が働きます!

そこでお腹をゆるめ息を吸うと、一気に血液が心臓に戻り、その刺激でバランスを取ろうとし副交感神経の働きが強まります!

このような、メカニズムを利用することで意識して副交感神経を働かせることができるんですよ。

ゆず君

気功やヨガなどのエネルギーワークではリラックスが重要で、腹式呼吸は必須だから練習しなくちゃだね!

腹式呼吸と胸式呼吸の違いは?メリットや練習方法を解説!のまとめ

この記事では、腹式呼吸と胸式呼吸(深呼吸)の違いや、腹式呼吸のメリット、また正しい練習方法についてご紹介しました。

腹式呼吸と胸式呼吸の違いについては、大きくは本当にリラックスできるのは腹式呼吸という点です!

自律神経はなかなか自分ではコントロールできませんが、呼吸法を使うことで唯一自分で副交感神経を優位に働かせることができますよ。

腹式呼吸を意識的におこなうことで、リラックスできるということから様々なメリットもありました。

しかし、腹式呼吸は意識的に繰り返し練習しなければ正しい腹式呼吸になっていません

すももちゃん

まずはお腹の動きに注目して腹式呼吸を練習してみてくださいね!

▼体を動かしてリラックスする方法は【スワイショウの正しいやり方は?リラックス効果のある気功法を解説!】を参考にしてください。

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