ワカサギテントを設営した後、しっかりとペグで固定をしていますか?
硬い氷にはなかなか刺さらないペグ・・・まあいいや、と油断すると、強風でワカサギテントが吹き飛ばされてしまう事もあります!
また、ペグ打ちだけでは、強風が吹いた時にワカサギテントが吹き飛ばされる可能性があります!
安心してワカサギを釣るために、この記事でワカサギテントの張り方をしっかりと確認し、硬い氷にでも刺さるアイスペグを選んで、ワカサギテント設営後の固定もしっかりと行ってくださいね。
実際、私もワカサギ釣りを始めた頃、強風にあおられて釣り中にテントが飛んで恥ずかしい経験をしました!
釣りも中断し、慌ててテントを立て直す・・・
家族で行ってる場合「パパなんでしっかり固定しないの!」って喧嘩になってしまいそうだね・・・
基本的なワカサギテントの張り方と共に、しっかりと固定できるアイスペグやペグを使わないアイテム、テントの選び方も紹介しますね!

ワカサギテントの張り方は?氷上で飛ばされない張り方とコツ

まずは基本的なワカサギテントの張り方を、流れにそって説明していきます。
【ワカサギテントの張り方の流れ】
- テントを張りたい所の地面をならす
- ワカサギ釣り用の穴を開ける
- テントを設営する
- テント内の穴の配置など確認し、テントの位置を調整する
- テント周りにペグを打つ
- さらにロープを張る
- 周りに雪がある場合、雪や氷を乗せて踏み込み固定する
1.ワカサギテントを張りたい所の地面をならす(雪がある場合)
氷上に雪が多く積もっている場合、まず雪かきをして地面をならします。
また、氷上で雪が解けて地面が水たまりのようなべちゃべちゃになっている場合があります。
その時は、雪をよけるのではなく、雪を集めて、地面を踏み固めます。
このように、地面をならしてテント内に快適な釣りの環境を作っておきます。
2.ワカサギ釣り用の穴をあける
ワカサギテントの大きさを考慮し、釣り糸が絡まらない距離で人数分の穴を開けます。

穴を開ける作業中に氷が出てくるので、穴を開けてからテントを広げる事をおすすめします!
3.ワカサギテントを広げ設営する
各テントの組み立て方に従い、テントを広げて設営します。
4.ワカサギテント内の穴の配置など確認し、テントの位置を調整する
穴と座る位置などを確認してテントの位置を決めます。
この時、強風にあおられても飛ばされにくくするために、ワカサギテントの出入口は風下に来るように向きを調整します。

大体のテントの出入口は両方向ファスナーで開閉できるタイプが多いので、風上側はしっかりと閉めておきましょう。
5.ワカサギテントの周りにペグを打つ
テントのすそを整え、ペグを打ち込んでいきます。
強風でテントがあおられる環境では、テントを広げる前に2か所ペグを打ってからテントを広げる事も有効です。
硬い氷に対してもしっかりと刺さるペグの選び方については後述しています。
6.さらにロープを張り暴風が来ても飛ばされにくくする
テントについているロープのペグの打ち込む向きは、ロープを張ってテント側に向かって差し込みます。
この時ペグは、地面に対して60°、ペグとロープが90°の角度になる打ち方が基本になります。

さらに強固にするために、ペグ2本をクロスに打ち込む方法もありますが、ペグの必要な本数が増えるため良しあしがあります。
また気温が低い場合は、ペグの上に雪をかぶせ水をかけると凍るのでさらに固定力が増しますが、抜く時に抜きにくくなるので気を付けて下さい。
7.周りに雪がある場合、雪や氷を乗せて踏み込み固定する
テントの裾を広げその上に雪や氷を乗せて、踏み込んで固定しておくとしっかりとします。

参考:強風時のワカサギテントのしまい方
強風でワカサギテントが飛ばされやすい状況では、ペグを固定したままテントを先にたたむとテントを飛ばされずにたたむことができます。
次に、ワカサギテントの張り方と共に大切なペグの選び方も見ていきましょう。
ワカサギテントが飛ばされないためのペグ選び

強風でも飛ばされないためには、ワカサギテントの張り方と共にしっかりと固定できるペグを使うことも有効です。
雪があればペグだけでなく雪の重さでテントの固定力も増しますが、氷のみの川や湖の場合、ある程度しっかりと固定できるアイスペグを使う必要があります!
もちろん周りに雪が多くある環境でも、強風などでテントが飛ぶ心配があれば、ペグを強固にして雪で固めてと両方からしっかりと対策する方が安心してワカサギ釣りに集中できますよね。
おすすめのペグ①ネジタイプのペグ
ワカサギテントのペグで検索すると良く出てくる形で、硬い氷にもネジを回しながら差し込むことができ、固定力も強いです。
<ペグネジ Y字型>
しかし、実際に使っている人によると固定は強いですが、素手で差し込むには結構な力が必要だそうです。
そこで、このネジ型のペグを使う場合、電動ドリルで回せるタイプであれば簡単に、短時間でペグ打ちができます!
(そんな簡単な様子のブロックスアイススクリューアンカーペグの動画はこちらから⇩)
電動ドリルも持っていかないといけないので、力に自信のある方はネジペグでもいいかもしれませんね。
おすすめペグ②スノーピークのペグ
普通にペグとハンマーで固定したい、という場合はキャンパーの方が愛用している定番のペグはいかがでしょうか?
<スノーピークのペグ ソリッドステーク30>
ペグが強いのでワカサギテントの固定にも高評価で、実際硬い氷でもしっかりと刺さってくれます!
ただ、ペグが強い分、ハンマーが弱い(付属のハンマーやゴム製など)となかなか入らないので、ハンマーもしっかりとしたものを用意する方がいいですよ。
<スノーピークペグハンマー>
ペグとハンマーはセットで必需品ですね。
スノーピークのハンマーは価格が高いですが、力に自信がなくネジタイプのペグを使わない場合は、良い道具を持っていく方が安心です。
安くても固定が不十分な道具を買ってしまうと、せっかくのワカサギ釣りが集中して楽しめないので、道具選びは良い物を選んでくださいね。
逆にペグを使わないで固定するプロックスのアイスアンカー
そもそもペグを打ち込まないで済むアイテムもあります!
<プロックス ワカサギテント用アイスアンカー PROX>
穴1つ余分につくるだけで、ペグ打ちをしなくてもテントを内側から固定できるお手軽アイテムです。
強風時の固定の補強にも向いています。
ただ中心にロープがくるので、ロープが鬱陶しいと感じる人には向いてないかもしれません。
”テント設営時のペグ打ちがめんどくさい” と感じている方には手軽で向いてますね!
ワカサギテントの張り方やペグの選び方に続き、風に飛ばされにくいワカサギテントの形もあります。
次はワカサギテントの選び方をご紹介していきますね。
風に飛ばされないワカサギテントの選び方

防風を目的とするならば、ワカサギテントの張り方だけでなく、ワカサギテントの形も意識して選ぶと良いですよ。
ワカサギテントはドーム型の方が風の影響は受けにくいです。
ワカサギテントの形には、底面が八角形の「オクタゴンタイプ」、六角形の「ヘキサゴンタイプ」、四角形の「スクエアタイプ」などがあります。
そして、スクエアタイプよりもオクタゴンタイプのようにドーム状になっている方が風を受ける影響は少なくなります。
人数や持っていく荷物の量で選ぶテントの大きさが変わってくると思いますが、強風地域でのワカサギ釣りであれば少し形を意識して選んでみても良いかもしれません。
ワカサギテントの設営方法も「吊り下げ式」や「ワンタッチ式」と2種類の設営方法があります。
吊り下げ式のワカサギテント
「吊り下げ式」のワカサギテントは軽量で持ち運びに便利ですが、テント設営に慣れていないと時間がかかります!
キャンプなどで慣れているとテントの設営は早いですが、強風下で初心者が設営するには大変かもしれません。
ワンタッチ式のワカサギテント
「ワンタッチ式」のワカサギテントの張り方は、初心者でも簡単に傘を広げるように設営できるものです。
強風下でもすぐに広げて設営する事ができます!
ただ、たたむ時に手間取る場合もあり、少し練習が必要です。
デメリットとしては、吊り下げ式よりも重いので一人ですべての荷物を持って・・・となると重さに注意が必要ですね。
どちらもテント設営に不慣れな方は、広い庭や公園で一度テントの張り方を練習しておくと良いですよ!
初回から現地でやるとテンパります!

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ワカサギテントの張り方は?氷上で飛ばされないペグ選び!のまとめ
ワカサギテントをしっかりと固定するためには、アイスペグを使う以外に、テントの周りも固定すると飛ばされにくくなります。
【ワカサギテントの張り方の流れ】
- テントを張りたい所の地面をならす
- ワカサギ釣り用の穴を開ける
- テントを設営する
- テント内の穴の配置など確認し、テントの位置を調整する
- テント周りにペグを打つ
- さらにロープを張る
- 周りに雪がある場合、雪や氷を乗せて踏み込み固定する
急な強風、大雪の天気にも対応できるように、ワカサギテントの張り方を参考にしっかりとテントやロープの固定をしたり、強いアイスペグを活用して下さい。
ワカサギテントを新しく購入する場合は、形にも注目して選んでみてもいいですよね。
自分や周りも安全にワカサギ釣りを楽しんでいきましょう!
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