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RRRのエンディングの偉人は誰?エンドロールについて調査!

RRRのエンディングの偉人は誰?エンドロールについて調査!
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長編インド映画「RRR」のエンディングでは壮大な歌とダンスシーンが見られるのですが、「これは誰?」「映画に出演してたの?」と疑問に感じる人もいるかと思います。

今回は映画「RRR」のエンディングに出てくる偉人について、どんな人物なのか調べてみたのでご紹介していきますね。

すももちゃん

映画「RRR」のエンドロールに流れる偉人たちが気になった人はぜひ参考にしてみてくださいね!

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「RRR」のエンドロールは誰が出ているの?

2022年10月21日から日本で公開された映画「RRR」は3時間もある長編のインド映画です。

このインド映画「RRR」は日本で公開されたインド映画の中で現在最も高い興行収入を記録するほど人気となっていますよ!

すでに「RRR」を観た人にとっては迫力あるアクションやダンス、音楽など堪能されたと思いますが、映画館で最後のエンディング時にちょっとエンドロールの人達を見て「?」となりませんでしたか?

正直初めて「RRR」を観終わった時、こんな人達出てきたかな?と疑問でした…

実はこの「RRR」のエンディングに出てきていたのはインドの偉人さんたち、英雄とも呼ばれる人たちでしたよ。

このエンドロールに登場するのはこちらの8人です。

①スバース・チャンドラ・ボース

②ヴァッラブバーイー・パテール

③キットゥール王妃チェンナンマ

④V.O.チダンバラム・ピッライ

⑤バガト・シン

⑥タングトゥーリ・プラカーシャム

⑦ケーララ・ヴァルマ・パラッシ・ラージャー

⑧シヴァージー

ではこの8人の偉人の方たちについて、どんな人物なのか簡単にご紹介していきますね。

「RRR」のエンディングの偉人①スバース・チャンドラ・ボース

まずは、「RRR」のエンディングに登場する1人目、『スバース・チャンドラ・ボース(Subhas Chandra Bose)』(1897-1945)についてご紹介しますね。

スバース・チャンドラ・ボースは、インドの独立運動においてとても重要な指導者の1人ですよ。
【通称:ネータージ(指導者様)】

スバース・チャンドラ・ボースは、1897年にインドのオリッサ州カタクで生まれました。

そして、インド国民会議派の指導者としても活躍していましたが1939年にインド国民会議派との対立から党を脱退し、自分自身の政治的運動を開始しましたよ。

第二次世界大戦中、スバース・チャンドラ・ボースは、インドの独立を達成するために、日本とドイツの支援を受け、インド国民軍を結成し、日本軍と共にインパール作戦を戦いました

しかし1945年スバース・チャンドラ・ボースは、日本の敗北により自分の活動が困難になったことを受け入れ、台湾に亡命しました。

そして1945年に台湾で死亡したとされていますが、その死については謎が残っているようですよ。

スバース・チャンドラ・ボースは、インド独立運動の歴史において、独自の地位を占める人物であり、インドの国民的英雄として称えられていますよ。

「RRR」のエンディングの偉人②ヴァッラブバーイー・パテール

次に「RRR」のエンディングに登場する2人目、『ヴァッラブバーイー・パテール(Vallabhbhai Patel)』(1875-1950)についてご紹介しますね。

ヴァッラブバーイー・パテールは、インドの独立運動家であり政治家でもあります。
【愛称にはサルダール(指導者・親分)や鉄の男などがある】

そしてインド独立後の初代内務大臣として、インド統一の実現に大きく貢献したことで知られていますよ。

ヴァッラブバーイー・パテールは1875年にインドのグジャラート州で生まれました。

弁護士として活動し、インド国民会議派に参加して独立運動にも尽力しましたよ。

そしてヴァッラブバーイー・パテールは、非暴力主義を掲げるムハンマド・ガンディーとも親交が深く、ガンディーとともに多くの運動を主導しました。

1947年にインドはイギリスから独立し、パキスタンという国が誕生しました。

しかし、多くの地域が分断され、暴力沙汰も発生していました。

そこでパテールは、この混乱を収拾させインド統一を実現することに成功しましたよ。

ヴァッラブバーイー・パテールが亡くなった後も彼の功績は多くの人々に讃えられ、インド国内には多くのパテールの名前にちなんだ建造物や施設がありますよ。

さらには、インドの紙幣にも肖像が描かれているので、インドではとっても有名な人なんですよね。

「RRR」のエンディングの偉人③キットゥール王妃チェンナンマ

次に「RRR」のエンディングに登場する3人目、『キットゥール王妃チェンナンマ(Kittur Rani Chennamma)』(1778-1829)についてご紹介しますね。

キットゥール王妃チェンナンマは、19世紀にカルナータカ地方で活躍した女性指導者であり、イギリスに対する戦いで有名な人物ですよ。

キットゥール王妃チェンナンマは1778年に、カルナータカ地方のキットゥールの貴族の家に生まれました。

そして若い頃から武術を学び、戦闘の技術を磨いていました。

そんなチェンナンマは、1824年に夫が亡くなったためにキットゥール王国の摂政となりましたよ。

1824年にイギリスはキットゥールを併合することを計画していましたが、チェンナンマはこれを拒否し、イギリス東インド会社と戦いを始めました。

そして激しい戦闘の中で、イギリス軍を打ち破り、キットゥールをイギリスの支配から解放することに成功しましたよ。

しかし、2度目の戦闘後に捕虜となって亡くなったとされています。

そんなキットゥール王妃チェンナンマは、インドの独立運動において数少ない女性指導者として尊敬されていますよ。

「RRR」のエンディングの偉人④V.O.チダンバラム・ピッライ

次に「RRR」のエンディングに登場する4人目、『V.O.チダンバラム・ピッライ(V.O.Chidambram Pillai)』(1872-1936)についてご紹介しますね。

V.O.チダンバラム・ピッライは、インドの独立運動を率いていたインド国民会議派の急進派の代表の1人です。

V.O.チダンバラム・ピッライの詳しい出生などは見当たりませんでした。

イギリスの海運独占に抵抗したことで【タミルの舵取り】と呼ばれていましたよ。

しかし、労働運動や反英的結社を組織したということでイギリスから目をつけられ1908年には煽動罪にて逮捕され、終身刑の判決を受けたとされています。

「RRR」のエンディングの偉人⑤バガト・シン

次に「RRR」のエンディングに登場する5人目、『バガト・シン(Bhagat Singh)』(1907-1931)についてご紹介しますね。

バガト・シンは、インドの独立運動家で1920年代から30年代にかけて活躍しましたよ。

バガト・シンは、社会的不平等や貧困、農民の搾取などを訴え、また、インド人の自由と平等を求め、非暴力的な手段だけではなく、武装闘争も含めた手段を用いることを主張していました。

そんなバガト・シンは、1929年に暴力行為を犯した罪で処刑されました。

しかしバガト・シンの死はインド独立運動に大きな影響を与えており、彼は今でもインドで英雄視されていますよ。

「RRR」のエンディングの偉人⑥タングトゥーリ・プラカーシャム

次に「RRR」のエンディングに登場する6人目、『タングトゥーリ・プラカーシャム(Tanguturi Prakasam)』(1872-1957)についてご紹介しますね。

タングトゥーリ・プラカーシャムは、インドの独立運動家でありアーンドラ・プラデーシュ州の初代首相にもなっていますよ。

タングトゥーリ・プラカーシャムは、1872年にアーンドラ・プラデーシュ州のプラカーシャム地区で生まれています。

インドの自由獲得のために非暴力的な手段を使用することを信じており、マハトマ・ガンディーと協力して非暴力的な抵抗を指導していました。

そして、非暴力的な抵抗や文化的抵抗など、様々な方法を使って英国の植民地支配に対抗しましたよ。

また、タングトゥーリ・プラカーシャムはアーンドラ・プラデーシュ州の最初の首相として、州の発展に貢献しています。

プラカーシャムは、インドの独立運動と政治の発展に大きな貢献をし、彼の思想や業績は今でもインドの歴史において重要な位置を占めているようですね。

「RRR」のエンディングの偉人⑦ケーララ・ヴァルマ・パラッシ・ラージャー

次に「RRR」のエンディングに登場する7人目、『ケーララ・ヴァルマ・パラッシ・ラージャー(Kerala Varma Pazhassi Raja)』(1753-1805)についてご紹介しますね。

ケーララ・ヴァルマ・パラッシ・ラージャーは、コッタヤム王国の最後の王であり、反乱指導者でもありましたよ。

ケーララ・ヴァルマ・パラッシ・ラージャーは、1753年に南インドにあるパラッシという村で、コッタヤム王家の一族として生まれました。

パラッシ・ラージャーは、イギリス東インド会社の侵略に対抗した戦争を約13年にもわたり率いていました。

パラッシ・ラージャーは、ゲリラ戦術を用いジャングルの中での戦闘を得意としており、多くの戦闘でイギリス軍を破ったとされていますよ。

しかし、パラッシ・ラージャーの反乱はイギリス東インド会社が派遣した強力な軍隊によって鎮圧され、1805年にはパラッシ・ラージャーは殺害されてしまいます。

そんなパラッシ・ラージャーの戦いは、ケーララ地域の歴史において非常に重要であり、【ケララ・シマハム(ケララのライオン)】という異名を持ち、ケーララ地域の英雄として称えられていますよ。

「RRR」のエンディングの偉人⑧シヴァージー

次に「RRR」のエンディングに登場する8人目、『シヴァージー(Shivaji)』(1627-1680)についてご紹介しますね。

このシヴァージー(シヴァージー・ブーサル)は、インドのマラーター王国の創設者で、インドの武将でもありましたよ。

シヴァージーは、マラーター王国を建国し、マラーター人を統合するために数多くの戦いを戦いました。

シヴァージーは、インドの歴史上の中でも有名な武将の1人であり、強大なムガル帝国に対して独立を宣言しましたよ。

そしてマラーター王国を設立し、独立国家としての主権を確立しました。

シヴァージーは“チャトラパティ(大王)”の称号を名乗ったため、【チャトラパティ・シヴァージー】とも呼ばれました。

またシヴァージーは人民の言葉や文化に対する尊重を守り、彼の統治下で人民の生活水準が向上したと言われていますよ。

そんなシヴァージーは、1680年に没しましたが、彼の遺産は今でもインドの歴史と文化に影響を与えています。

ちなみに、エンディングの最後に「RRR」の監督であるラージャマウリ監督ご本人も登場されていましたよ。

今回の映画「RRR」では1920年代のイギリス植民地時代のインドが舞台となっています。

そして主人公の2人のコムラン・ビームとA・ラーマ・ラージュのどちらもインドの独立運動の英雄であり実在する人物だったんですよね。

しかし、この2人は実際には出会うことがなかったので、この「RRR」では2人が出会ったら?という発想から生まれたフィクション作品になりますよ。

このように映画「RRR」はインド独立運動での英雄が主人公となっているので、エンディングでは8人のインドの独立運動に関係する重要な英雄たちが登場していたんでしょうね。

すももちゃん

普段見慣れないインドの英雄や歴史を知る機会にもなり、映画としても十分に楽しめる映画「RRR」!最高でしたね♪

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⇩ラージャマウリ監督の「バーフバリ」はコチラから⇩

RRRのエンディングの偉人は誰?エンドロールについて調査!のまとめ

この記事では、映画「RRR」のエンディングに出てくる偉人について、どんな人物なのか調査してご紹介しました。

映画「RRR」のエンドロールに流れる偉人は8人登場していましたね。

①スバース・チャンドラ・ボース

②ヴァッラブバーイー・パテール

③キットゥール王妃チェンナンマ

④V.O.チダンバラム・ピッライ

⑤バガト・シン

⑥タングトゥーリ・プラカーシャム

⑦ケーララ・ヴァルマ・パラッシ・ラージャー

⑧シヴァージー

映画「RRR」の主人公2人もインドの独立運動での英雄ですが、このエンディングに登場する8人もインドでは欠かせない英雄たちとなっていますよ。

すももちゃん

長編映画ですが、まったく飽きずどんどん引き込まれてしまうほど面白い映画「RRR」、この映画をきっかけにインドの歴史にも興味を持ってもらえたらと思います!

⇩ラージャマウリ監督の「マガディーラ」はコチラから⇩

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