真冬でも釣りがしたい!という場合、女性や寒がりな方はどんな寒さ対策をしていけばいいのでしょうか?
冬場の釣りは、冷たく強い風や濡れてしまう事などを考えた、寒さ対策+防水対策なども必要です。
しかし、ただ「厚着をしていけばいい」という訳ではありません!動きづらいと釣りをする時に邪魔になってしまいます!
また、重ね着(レイヤリング)には基本の着方があり、間違ってしまうと保温効果が発揮できません!
重ね着の基本をマスターすれば機能的で効率的な寒さ対策が可能です!
寒がりな男性や冷え性の女性は特にこの重ね着の基本を押さえて、しっかりと防寒しつつオシャレに釣りを楽しんでいきましょう!
また、防寒対策に必要なアイテムもまとめていますので、釣りに行く前のチェックに使って下さい!
釣りだけでなく、寒い時期のアウトドアでも重ね着の基本は知っておいた方がよさそうだね!
普段でも寒がりの人は意識して重ね着をするとスマートにオシャレが楽しめそう!
●釣りの寒さ対策が必要な理由と大切な事
●釣りの寒さ対策に大切な重ね着(レイヤリング)の基本知識
●洋服以外の釣りの寒さ対策に必要な防寒アイテム6つ
●冬の釣りで防寒以外に必要なアイテム
釣り好きの女性や寒がりさんは注意!釣りの寒さ対策の必要性と大切な事

私はまだ冬の海釣りの経験はないのですが、ー5~ー10℃での氷上ワカサギ釣りを数年継続してやっているので極寒の中の釣りは体験しています!
ワカサギ釣りはとっても楽しいですが、初めの頃寒さ対策が甘く手がかじかみ(凍傷一歩手前・・・)全身が冷えて釣りどころではありませんでした!
せっかくの準備万端の釣りでも自分がその場にいられなければ意味がありませんし、同行者にも迷惑をかけてしまいます・・・
長時間寒い中で釣りを楽しもうと思ったら、防寒着や寒さ対策は必須ですよね!
そして、海や船での釣りも同じように寒さに備える必要があります。
冬では自分の行く地域(遠出する場合)やその釣り場の環境に合わせた防寒・防水・防風に優れた服装を選ぶ必要があります。
しかし、ただ単に暖かい服を無作為に着ていくだけでは動きづらく、間違った重ね着の仕方ではせっかくの保温効果が十分発揮されない事になってしまいます。
また、インナーを着過ぎて汗をかくと、逆に汗が冷えて風邪を引いてしまうため、インナーの選び方や上を脱ぎ着し調節できるようにする事なども大切です。
極寒のワカサギ釣りではスキーウェアを着ており、最強の防寒着は「スキー・スノボウェア」だなと感じます。
(極寒の環境の中でもスキーやスノボができるほど機能性にも優れているので)
とりあえず寒い所で釣りをする場合、スキー・スノボウェアの上下を準備していたらOK!
・・・なのですが、この記事では、スキー・スノボウェアを持っていない方向けに、自分の持っている服をどのように重ね着をしていくと良いのかをお伝えできればと思います。
重ね着の基本を知っていると、寒さに応じて対応できるようになりますよ!
釣りの寒さ対策に大切な重ね着(レイヤリング)の基本!

重ね着をする時は「黄金ルール」というものがあり、『空気の層』を作ることを意識していきます。
この空気の層を作る事で、熱が逃げにくく、体温がとどまり暖かくなります!
重ね着(レイヤリング)は、ベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターレイヤーと呼ばれる3つのレイヤーに分かれています。
- ベースレイヤーは肌着(インナー)
- ミドルレイヤー中間に着るシャツやセーターなど
- アウターレイヤーはジャケットやコートなど
それぞれのレイヤーごとの機能に合わせた素材を選ぶ事が大切です。
(この記事では簡単に、インナー、ミドル、アウターと呼びます)
1.インナー(肌着)の機能:保温・吸汗
2.ミドル(シャツやセーター)の機能:保温・防寒
3.アウター(ジャケット・コート)の機能:防水・防風・透湿
各レイヤーに対して1枚づつ着るという意味ではありません!
寒さに合わせてインナー2枚、ミドル2枚、3枚・・・と増やして着ていきます。
1.インナー(肌着)の機能:保温・吸汗
肌に密着する服なので、肌触りも大切ですが、『綿』は吸水・保水の性質があり、汗をかくと気化熱により冬場は逆に体を冷やしてしまう作用があります。
ユニクロなどでよく売られているヒートテックのように、汗や水蒸気を熱に変える、吸湿発熱機能のあるインナーなどは体を暖めてくれます。
スポーツ用や登山用のインナーでは、吸湿速乾性の高いものも多く、汗をかきやすい方はこちらの方が蒸れや汗による冷えを防ぎやすいかと思います。
ポリエステルやウール素材のシャツ、ヒートテックシャツなどが寒さ対策にはおすすめです。
大手メーカーのシャツだけでなく、作業用メーカーが取り扱っているものは、機能性も保温性も効果が期待できるため釣りなどのアウトドアに快適です!(男女兼用)
2.ミドル(シャツやセーター)の機能:保温・防寒
インナーとアウターの間に着る、暖かさを逃がしにくい素材を選びます。
肌に密着しないため綿素材でも良く、フリースやインナーダウン(薄手のダウンジャケット)などは保温性が高いです。
できるだけコンパクトでストレッチのあるものを選ぶと着ぶくれがしにくくなります。
アウトドアメーカーのフリースはやや価格は高いですが、保温、吸湿速乾、軽量さとストレッチ性も兼ね備えているものが多いです。
動きやすさを重視したフリース、保温性や防寒性を重視すると中綿入りのジャケットやダウンジャケットなどもおすすめです。
女性用のフリースジャケット
男性用のダウンジャケット
冷えやすい女性や寒がりの方は必見!「ヒートベスト」
遠赤外線の過熱システムを使用した暖かいベストです。
高いダウンジャケットよりも価格も安く、カイロも必要ないです。
(※充電式のモバイルバッテリーが別途必要)
3.アウター(ジャケット・コート)の機能:防水・防風・透湿
アウターは保温よりも、防水や防風での防寒性が重要になってきます。
同時に、外からの風や水・雪を防ぎつつ、内側の湿気を逃がす透湿機能があると蒸れにくいためさらに良いです。
例えば「ゴアテックス」は防水・透湿素材としては定番です!
釣り具メーカーのダイワのゴアテックスの上下セットなら防寒も機能性も安心です!(ユニセックス)
スキー・スノボウェアであればゴアテックスよりも価格は安いですね。(メンズ・レディースあり)
パンツの重ね着
パンツの場合、下にタイツやレギンスなどを重ね履きするのが基本です。
そして裏起毛のある暖かいパンツなどを選びます。
メンズ用、裏フリースのオシャレで暖かいパンツです。
レディース用、裏起毛の暖かいパンツです。
寒さにもよりますが、山ガールが着ているような巻きスカートのスタイルはおしゃれですが、あまり動かない釣り場では冷えるため、下はタイツなどでなく暖かいパンツを履いてしっかりと下半身を暖めることをおすすめします。
さらに寒い場合は、パンツの上にレインウェアやスキー・スノボウェアのパンツをはきます。
女性や寒がりさん必見!釣りの寒さ対策に必要な防寒アイテム6つ

【釣りの寒さ対策に必要な6つの防寒アイテム】
1.帽子・耳当て
2.3つの首を暖めるもの
3.手袋
4.防寒ブーツ
5.カイロ
6.暖かい飲み物
1.帽子・耳当て
私は耳が冷たい風にあたると、千切れるような痛みを感じます。なので帽子だけではなく耳当ても持っていきます!
特に遮るものがない防波堤など風の強い所では、寒がりさんにとって耳当ては必須ではないでしょうか?
そんな時に耳当てと一体になっている帽子なら便利ですよね!
★セリアで売っている耳当てとマスクが一体になっている商品があります。
実際使ってみた感想などは【セリアの耳当て一体型マスクの使い道は?冬のアウトドアにも期待できる!】をご覧下さい。
2.3つの首を暖めるもの

寒さ対策で大切な事に、「3つの首を冷やさない」事が挙げられます!
「首」「手首」「足首」の3つの事を言い、この部分は皮膚が薄くて冷えを感じやすいと言われています。
冷えやすい女性や寒がりさんは3つの首をしっかりと防寒していきましょう!
首:マフラーやネックウォーマー
釣りの場合は長いマフラーよりも邪魔にならないネックウォーマーがおすすめです。
首に巻いているか巻いていないか、で大分寒さが変わります!
釣りの時は常に常備し、秋や夜釣りの少し寒い時などに活用できます!
手首:リストバンド
手首までホールドされる手袋もありますが、私は手袋と長袖の間があかないようにリストバンドを巻いています。
手首からの風を防ぐと防がないでは結構な保温効果の違いを感じます!
足首:レッグウォーマ―
厚手の靴下ももちろん必要ですが、足首も専用のレッグウォーマーを履くと、より足元の冷えは軽減されます。
ブーツの種類にもよりますが、風が入るような隙間のあるブーツを使用する場合、レッグウォーマーで隙間を埋める事で風が入らず、とても暖かいです。
リストバンドやレッグウォーマーは100均の物でも十分防寒ができます!
真冬だけでなく、ちょっとした寒さの時にこの「3つの首」を暖める物を持っていると重宝します!
冷えやすい女性や寒がりさんはぜひ活用して下さいね!
3.手袋
寒さに慣れている釣り人は、指先の開いている釣り用手袋で餌を付けていますが、冷え性、寒がりな方はすぐに指がかじかんでしまいます!
特に氷上のワカサギ釣りでは素手が出ていると凍傷レベルです!
冬の防寒対策として、指先が開け閉めできるグローブが便利です。
私は今まで薄手の手袋(100均で売っているような)の上にビニール手袋を付けていました。
ワカサギ釣りの時は、ビニール手袋では小さい餌がつかみにくいので、ピンセットを使用し、餌や釣り針をつまんだりしています。
(お医者さんが手術中ピンセットを使って小さい針を縫うイメージで、慣れると割りとできます・・・)
4.防寒ブーツ
寒いのでスニーカーなどよりはブーツタイプ、さらに防寒用のブーツの方がおすすめです。
足首まで暖かいのと、靴底が滑りにくいもの、さらに防水にも対応しているものが良いです。
ブーツはオシャレなブーツもたくさんあるので迷ってしまいますね。
ソレルはカナダの極寒の大地で誕生した本格的な防寒機能とオシャレを兼ね備えた、冬のアウトドアでは定番の防寒ブーツです。(メンズ)
ザノースフェイスのブーツも登山用なので機能性も高く、女性には普段履きでもオシャレに使えます。(レディース)
5.カイロ
普段は好きなところにカイロを貼っている方も多いかと思いますが、実は『ツボ』を意識してカイロを貼ると「風邪予防」「冷え対策」に効果が期待できます!
・風邪の予防:風門(ふうもん)のツボ
・全身の冷えをとる:命門(めいもん)のツボ
・お腹の冷えをとる:丹田(たんでん)のツボ
風邪の予防:風門(ふうもん)のツボ

風門のツボは背中側、両方の肩甲骨の間にあります。(首の後ろの第7頸椎という一番出っ張っている骨から2つ下の骨の左右へ指2本分外側の位置)
簡単に言うと、肩甲骨の間に横向きにカイロを貼っておくと風邪の予防や、風邪を引いたときに暖める効果が期待できます。
全身の冷えをとる:命門(めいもん)のツボ

命門のツボは腰の部分にあり、おへその反対側にあります。
体を芯から暖めたい時に使うツボであり、冷える前に貼るのがおすすめです。
風門のツボと両方カイロを貼ると大分暖かいですよ。
お腹の冷えをとる:丹田(たんでん)のツボ

丹田のツボは、おへその下、指3本くらい下にあります。
胃腸のトラブルにも効き女性にとっても生理痛や生理不順、不妊症など婦人科系の問題がある場合暖めると良いツボです。
寒くなるとお腹を中心に冷える方はおすすめですよ。
足に貼るカイロもあり
特にワカサギ釣りでは氷上でじっとしているので徐々に足元から冷えてきます。
普段から足の指先が冷える方は靴下用のカイロを使用すると防寒になります!
また、貼らないタイプのミニサイズのカイロを手袋の中に入れて手を暖めると氷上のワカサギ釣りのような寒い釣りでも手が冷えにくくて使えます!
6.暖かい飲み物
その場で暖かい飲み物を買えばいいか、と思いますがペットボトルはすぐに冷めてしまいます!
保温できる魔法瓶で暖かい飲み物を持っていくと、いざという時に本当に体の内側から暖まりますよ!
冬の釣りで防寒以外に必要なアイテム
冬だと油断しがちですが、サングラスやマスクなどでの紫外線対策も必要です!
海釣りではサングラスを利用している方も多いと思いますが、氷上のワカサギ釣りでもスキー場並みに雪焼けや紫外線のダメージを受けます!
私は目が弱く、ワカサギテント内でも紫外線による目のダメージを感じるので、同じように紫外線に弱い方はサングラスを常備しておくことをおすすめしますよ!
特にシミ・そばかすが気になる女性は曇りでも冬でも屋根のない所では日焼け対策はした方が良いですね!
女性や寒がりさん必見!釣りの寒さ対策のまとめ
冬の釣りでは、防寒・防水・防風に優れた服装を選ぶ必要があります。
ただ単に厚着をすれば良いという寒さ対策だけでは、汗をかいた後風邪ひきそうになったり、実際に動く時に邪魔になってしまったりと不便さが出てしまします。
重ね着には基本があるので、インナー・ミドル・アウターのそれぞれの機能を理解した素材選びを行い、効率的に体温を保ち、防寒に活かして下さい。
また、帽子や手袋、ブーツなどのアイテムの有無やカイロ一つの貼り方でも体の温め方が違ってくるので、自分に合ったものをしっかりと準備して冬場の釣りを楽しんで下さいね!
★初めてのワカサギ釣り何を持って行けばいいのか?氷上ワカサギ釣りを中心に必要な持ち物をまとめています!
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★ワカサギテントが風で吹き飛ばないように、テントをしっかりと設営する方法をまとめていますので参考にして下さい。
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